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腑に落ちない最終回(あるいは・・・『明日未来』って、一体何?) [ケータイ捜査官7]

終ってしまいました。

一年間、本当に楽しませてもらった番組でした。

特に、前半は、一話一話のそれぞれの脚本が絶妙なまでに、充実していて、
たった25分程度の中に、凝縮されたストーリーが秀逸で。


そして、先週は、もう、わずか一話の中に詰め込まれたゼロワンの想いに痛烈にボディーブロー喰らったように呆然となり、歎き続けたままに突入した最終話。

スペシャルの一時間

・・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・・・・・・・結果は・・・・・・・・・・・・・


(以下、ネタバレ他、最終回に満足されてる方は、とにかくご覧にならないことをおすすめします。それからこれから楽しみにしている方も、やめておいた方がいいでしょう。そして、これは、あくまで、私の一主観でしかありませんので、それ以上でもそれ以下でもないと御理解の上、お進み下さい)

一言

『明日未来』に夢は、ないのか!!


先週のゼロワンの末路は衝撃ではありましたが、脚本として、ストーリーとして、納得のいくものではありました。すごくすごく悲しいけれども、引きずられるけれども、その分、深く心に刻まれるものでした。


しかし・・・・ちょっと・・・・・・・待てや・・・・・・・・・・・・・・今週の最終回は・・・・

結局、マギラの陰謀にみんな踊らされて人類滅亡寸前(?)みたいな羽目になった挙句に、健気なフォンブレイバー達が全員殉職って・・・・そりゃないんじゃないの!?

『死にネタ』=いわゆる、死なせると視聴者の感情を揺さぶらせることができるから、ネタ的に使う
その単語が脳裏をよぎったのは私だけでしょうか。

しかも、結局、伏線色々あったのに、良くわからないままだったし・・・・・
いや、細かいことに突っ込むなというなら、突っ込みませんが、しかし、しかし、しかし、最後の締めとして、あれはどーよ!? もっと上手い脚本は用意できなかったのか!?
いや、もっと言えば、某『圏外の女』とかいう、どうでもいい話としか言えないものに2話もつぎ込んだ分を、最後の方へ持ってくれば、なんとかなったのか?

いやいや違う・・・・単に、今週の出来が・・・・・いまいちだっただけ・・・最終回なのに・・・(滂沱)


にしても、なんて夢のないオチなんでしょう。
まさか、『未来に夢を』というのがコンセプトだとしか思えないスタートだったこの番組で、こんな、ある意味救いようのないどうしようもないオチが待っているなんて。


結局、フォンブレイバー達は皆殉職してしまって、今まで、ケイタ君や皆が頑張ってサイバー犯罪からネットワークを守ろうとしていたことの意味さえ、どこかへ吹っ飛びそうなぐらいな虚しさは。

唯一の救いは、ネットワークそのものを嫌悪していた感のあった桐原さんのトラウマが解消されたところとか、瞳子さんが最後の最後に、もういちどフォースに会えたこととか、そのあたり???


しかし・・・・・・・・・・・・・・いくら主人公の宿命とはいえ、ケイタ君があんまりにも可哀想なオチでした。

結局、ケイタ君は、もうゼロワンには会えない。
セブンにも会えない。

なんで、こんな酷なラストを監督は選んだんだろう??

「二人ならきっとできる」と、ずっと二人で駆けていくんだというイメージで、ずっとずっと見守っていた視聴者としては、どうにもこうにも・・・釈然としません・・・・・・・・・・・・・・・・


『お前が許したあのゼロワンはもう戻らないんだ』という前提での世界ですから、消えてしまったセブンとももう会えない。

桐原さんは、サードと二度と会えない。
瞳子さんも、フォースと永遠に会話することはない。

部長の千草さんは、1話で滝本さんを喪い、その前にはセカンドを喪い、今度は、組織そのものを多分喪う。

・・・・・救いはどこにあるんですか~~~!!! マギラは、どっか狂気の世界で、逆に幸せそうですけど、あれはなんだったんですか~~~~

ぜはぜはぜは・・・・・・・・・・

なんか、哀しすぎるラストでした。そんな未来にどう希望を持てと???

話の途中であった、宗田さんと伊達さんの『未来への夢』は、結局実現しないってこと?ありえないってこと?ネットワークへの夢なんて持つなってこと??????????

・・・・・寂しい。

フィクションの作品だからこそ、こんな時代だからこそ、視聴者にひと時の夢を与えてくれてもいいと思うのは、私の勝手かもしれませんが、でも、何も、夢も希望もないラストは・・・・望んでいませんでした・・・・

きっと、ラストはセブンと一緒のケイタ君が今日もアンダーアンカーのお仕事してるんだと思っていましたとも!!!

多分、そんな夢見てたから、今、空虚なんですね、きっと。


多分、ケイタ君自身は・・・・そのうち、今の辛さを乗り越えて、いつか、本当の意味で「セブンなしでも、セブンの分まで」ネットワーク犯罪やそうしたことを防ぐ役割を担う大人へと成長していくのでしょう。

そういうメッセージ性は、監督様や脚本家様からはカケラも感じませんでしたが、多分そうなのだろうと、それだけはなんとなく『網島ケイタ』というから感じました。

きっと、あの世界で、彼がそのうち、ネットワークと「人工生命」とも言えるであろう、そのうち再び現れるフォンブレイバー達の守護者になるんだろうと。

そこには、セブンはいないけど・・・・・もう・・・・・・どこにも・・・いないけど。
心の中にはずっといるから。

セブン、ゼロワン、サード、そして、フォース。お休みなさい。
・・・・セカンドも、ずっと部長の傍らにいてね。多分魂だけになっていたとしても。滝本さんと、一緒にね(泣)


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