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謹賀新年 [徒然なるままに]

あけましておめでとうございます。
今年も皆様のご多幸を・・・と思った矢先に次々と元旦から地震に事故に・・・・

何もできない身の上ですが、せめて少しでも皆様のお幸せが守られるように祈っております。

そんな折、「Dr.コトー診療所」の映画を見てしまっていたのですが・・・・

最初の島に来てから20年経過との設定で、コトー先生自身がもう限界という中で
「幸せになりたい、子供にも会いたい、この島で幸せに暮らしたい。みんなと暮らしたい」
と泣きながら言うのに、それでも最後の最後まで「全員助けます」と限界を超えても力を尽くす姿には、ただもう、泣けて泣けて・・・

最後の演出は「生まれてきた自分の赤ん坊を自分が診療所で抱き上げて、そして、島のみんなも幸せで」というコトー先生が最後に意識を失う際に見た「夢」だったのだろうなと思うと、これまた泣けて。

コトー先生自身の願う「幸せ」は本当にささやかなのに、それすらも叶えられないのかという。

だれだって「幸せになりたい」と思う。
「幸せに暮らしたい」と願う。
なのに、その幸せが「本当にささやか」でも叶わない人もいるという現実。

日常の幸せがないから、異世界ファンタジーにみんな心を逃がすのかなとか思ったり。

そういう自分も「誰かひとりでもいい、幸せとか憩いになるものを作りたい」と言って小説を書き始めたのに、それすらもままならない。

願ったのは、ただ、本当にささやかなものなのに。

誰だってそんな大それたものを願っているわけでもないのに。

そんな幸せが、どうにもならないことで踏みにじられる現実に心がただただ痛みます。

どうか小さな幸せだけでも皆様に訪れますように。

ただ願うしかない元旦でした。

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