腑に落ちない最終回（あるいは・・・『明日未来』って、一体何？）

終ってしまいました。

一年間、本当に楽しませてもらった番組でした。

特に、前半は、一話一話のそれぞれの脚本が絶妙なまでに、充実していて、
たった25分程度の中に、凝縮されたストーリーが秀逸で。


そして、先週は、もう、わずか一話の中に詰め込まれたゼロワンの想いに痛烈にボディーブロー喰らったように呆然となり、歎き続けたままに突入した最終話。

スペシャルの一時間

・・・・・・・・・・・・・・・・が・・・・・・・・・・・・・・・・・・結果は・・・・・・・・・・・・・


（以下、ネタバレ他、最終回に満足されてる方は、とにかくご覧にならないことをおすすめします。それからこれから楽しみにしている方も、やめておいた方がいいでしょう。そして、これは、あくまで、私の一主観でしかありませんので、それ以上でもそれ以下でもないと御理解の上、お進み下さい）

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次回最終回って、えええええええええええええ！！！！！！！

「ゼロワンの解」

このタイトルからして不穏でしたが・・・しかも、来週で最終回というわけで、そりゃまあ、色々覚悟は必要だったのかもしれませんが・・・・・おまけに、OPの歌詞が突然今までと違うし・・・・・でもでもでも

一言

ゼロワンの馬鹿ぁああああああああ！！！（号泣）


・・・・・こないだのジャンプで、ヒナタちゃんに真っ青になった件は、どうも今週号を見ると、サクラちゃんが綱手様直伝の医療忍術で、何が何でも助けてくれそうなので、ちょっと安心したんですが、そんな油断がいけなかったんでしょうか・・・・（遠い目）

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土下座する携帯電話っ！！！ あああ、ゼロワン…あんたって、あんたって・・・・

いや、もうクライマックス間近で、しかもどうやら真の敵の狙いは
『アンダーアンカーの網島ケイタの死という不祥事で終焉を迎える』という策謀渦巻く最近の展開。

・・・・それを阻止しようとするゼロワンが・・・

あのはぐれ携帯のゼロワンが・・・！！！！！
「網島ケイタの命を奪わないでくれ」って土下座までするなんて～～～～～！！！
殺さないでくれって、頭下げるなんてっ！！！

・・・なんか、セブンもゼロワンも、今、桐原さんがちょいとおかしいので何故かサードまで預かってるケイタ君の周りの「フォンブレイバー（特殊機能つき携帯というか、もう、自我持ってる一種の人口生命体？？）」たち、みんな、いつの間にやら、ケイタ君にぞっこんだからして。

もちろんこの番組のコンセプトとして、ずっと「人が死ぬのは悲しいことなんだよっ！」っていうのがあったりするので、ケイタ君が死ぬことはないと信じていますが、不思議なものです。

最初は『敵』はゼロワンだったのに。今は、ゼロワンが一番必死にケイタ君を守ろうとしているようにさえ見えるという。

この先どうなるか。来週から、多分、え？　あと３回で終わりっ！？！？！？！？！？！？！？
・・・・・・・・がっちり録画しておかねば・・・・・・・・・・・（汗）

ああ、もうクライマックスが近づいているのですね・・・

毎週楽しみな「走るケータイ」捜査官たちに、ノックアウトダウンされっぱなしな私ですが、
当初とこの頃脚本が微妙に変わってきたような？
と思いましたら・・・当たり前でした・・・・・・もう２月です・・・・・・３月で、終ってしまうんですよ、オーノー！！！


ちなみに、ケータイ捜査官７というこの番組は、前半は、とにかく「１話にどれだけ詰め込むか！」の監督と脚本家の皆様のものすごい情熱と勝負の気合のようなものを感じたものでした。
（※・・・某『O』監督・脚本による前後編だけは・・・ちょっと・・・・でしたが・・・・なんか、あれだけ浮いていたのは、ベネチアだのなんだので、Ｏ監督様が浮かれていたからでしょうかしら？）

で、後編になりますと、少しずつ色々伏線が張られるようになりまして、現在、その伏線がクライマックスへと微妙に繋がっているところがニクイ番組です。

でも、一番、この番組のいいところは、やっぱり主人公のケイタ君とセブンの信頼関係や、『人間』への、ごく普通の愛情とか信頼とか許しとか、そういったものでしょうか。

島谷ひとみさんの「一人じゃないよ」という歌声がぴったりのこの番組。

さあ、ラストスパートどうなるのか！！！

にしても、最近は、白い騎士のセブンと、黒い騎士のゼロワンの二人（といっても、携帯電話なのですが）を連れたケイタ君は、なんか、もう、みんなを無意識にたらしこんでるように見えてなりません（笑）

まあ、実際、あんな汗だくになって、なんでもかんでも一所懸命な高校生がいたら、おねーさんも、おにーさんも、ケータイだって、みんな好きになりますよねっ！

と、つい、ケイタ君が一所懸命走り回っている姿に、微笑ましいものを感じつつ、セブンが時々「一人になる孤独」をふと感じるあたり、どんだけ、この子愛されてるんだか！！！！　と、主人公に乾杯なのでした♪

最後のオチがどうなるか。終ってしまうのは切ないですが、楽しみな番組です。

これからでも、遅くはない！　さあ、みんな見るんだ！！（と、結局、シムーンと同じく、はい、布教です（笑））

だから、私はこの番組が好き

いつも、ギャグシリアスいろいろ織り交ぜてはいるものの、でも、今週のケイタ君の台詞

「違うんだよ！　人が死ぬってのは悲しいことなんだよ！　残された人のこと考えろよ！」

って、必死に必死に言うんですよね、この子。

・・・・当たり前の台詞。でも、今は、それが当たり前じゃなくなっている時代。

ケイタ君・・・いいなあ。というより、この番組がいいなあと思います。
辛くても、生きる。死ぬってのは、悲しいことなんだよという当たり前のこと。

・・・・どっか、聖闘士のカルディアあたりに聞かせてやりたいとか思ったのは、ここだけのこと・・・ふ・・・・
（自殺願望はどんな理由があろうと、やっぱり好きにはなれないのですよ、ごめんね。カルディア。あんた、残された人間のこと・・・考えてた？　そこが分からないのよ・・・・だから納得がいかないの・・・理解してあげられなくてごめんね。心臓の悪かった先代のスコーピオンさん）

いつも元気になるＯＰ曲です。

WAKE YOU UP/雨の日には 雨の中を 風の日には 風の中を/Marvelous(DVD付)

• アーティスト: 古屋真,相田みつを,六ツ見純代,笹本安詞,コモリタミノル
• 出版社/メーカー: エイベックス・エンタテインメント
• 発売日: 2008/06/25
• メディア: CD

最近の「本編と何の関係が？？」というＯＰが多い中、これはおすすめです。

内容的にも、ぴったりですし、なんといっても「二人ならきっとできる」という、島谷ひとみさんの力強い歌声は、ケータイ７という番組とあいまって、本当に、勇気づけられます。

一人じゃないっていう励ましとも言える歌。

お勧めです。

あ、もちろん、ケイタ君とセブンが活躍する、ケータイ７本編も面白いです！
最近深夜でも再放送枠など拡大しているので、ソフトバンク様、ありがとう！の世界です。

和むんですよね・・・・あの世界、本当に、人と人の関りが優しいから。
優しい心が滲み出てくる、不思議な特撮（？）です。

一時間が、もう、ほんとに、あっという間で・・・！

スペシャルの『１時間』編。ケータイ死すなんていう不穏なタイトルもなんのその。

囚われのセブンのために走り回るケイタが、もういたいけというか、けなげというか、ハラハラどきどき、そして、ゼロワンにまでとうとう心が届くケイタ君に乾杯！！！！

これぞ、ケータイ７の醍醐味！　この凝縮された世界の人間模様！！！！

と拍手喝采しておりましたら、あら？　今週は、ええと・・・・『総集編？』・・・・まあ、面白かったんでいいんですが、もっと衝撃は・・・

ら、来週お休みなんですか～～～～！！！！！！！！（滝涙）

切ない・・・・・・・・・・・二週間もの間どうしろと・・・

でも、ひょっとしてまたOPの映像とか変わるのかなあ？？

OPの曲自体は、今のが凄く好きなので、あまり変えてほしくはないのですけれど（一人じゃない、二人ならっていうあの元気の出るフレーズすごく好きなんですよ。島谷さんの声も合ってますし）。

さて、ゼロワンは、今後どうするのかなあ？
真の敵は、ゼロワンじゃあないみたいだし？？？？

にしても、可愛い・・・あの動く携帯・・・・・なんてプリティなんでしょうね！
バディがいるから戦える。うん。そうだね。でも、バディも、キミたちが大好きだよ！　と言いたくなるそんな番組なのでした。
ああ、再来週までか・・・・ふう・・・・・・

「こころのひかり」ゼロワンが見た、さだまさしの「償い」の世界

事故で盲目になってしまった少女。
彼女は六年間の時を経て、世の中を恨むのではなく、前を向いて一人で自分の力で未来を切り開いていく道を選んだ。
それは、目にはもはや映らない光であっても、確かに「こころのひかり」

・・・・泣けました・・・・・

このコンセプトって、ほとんど、さだまさしの「償い」という歌そのもののシチュエーションなんですが、それでも、居眠り運転でまだ中学生だった少女を信号無視で失明させたことへの悔恨を、必死に働いたお金を、視覚障害者団体へ寄付し、本人はただ働き詰めで、そして、楽しむこともなく、毎月、被害者である彼女が読めないことを分かっていて謝罪の手紙を出し続け、彼女の母はその手紙の封を切ることさえなく封印する。

そんな状況の彼女と偶然であったゼロワンが疑問に思ったのは「何故、お前は恨みに思わない？」という人間の心の不可思議さ。

彼女の言う「時間・・・かな」という言葉にも「あなたのお陰で（加害者の）矢部さんともお話できた。大きな忘れ物をしていたの私」というその言葉も、フォンブレイバーであり機械であるゼロワンには分からない。

分からないけれど、何かが彼の回路を疼く。


それは、一方で、セブンの足の部分が故障しただけで、真っ青になってすぐ修理へと運ぶケイタとセブンの絆とあまりにも好対照で、切なくて、切なくて・・・・

そうして、結局、ゼロワンは「ケイタとセブン」の絆を確かめることで、己の疑問であるところの「人間とはなんだ。俺はなんで存在している？」ということの解を求めようと、また暴走するのでしょうね・・・。

ゼロワンもまた、悲劇の存在。

ただ、今回の少女の話はフィクションであろうとも、ラストで『最初は、白杖の彼女を突き飛ばしても知らん顔しかできなかった青年が、彼女が横断歩道を渡りあぐねているのを、腕を貸して渡らせて』というシーンは、今はないかもしれないけれども、そうあったらいいなという『優しさ』が凝縮した世界でもありました。

全編流れるアヴェマリアの歌も良かった！
やはり、ケータイ７は・・・こういう一話完結のぎゅっとしたものがいいです。そして、泣いたり笑ったりさせてくれるのがいいです。

フィクションでいいのです。人間とケイタイというより、そもそも人間とは？　コミュニケーションとは？　絆とは？　その根源をつきつけてくる「ケータイ７」　だけど温かいこの世界。

そこに作り手の愛や願いが溢れるほどにある物語。
それがこのシリーズの根幹なのでしょうから。

「黒い過去」 ゼロワン～～！ その狂気が、悲しいです、切ないです・・泣きたくなります

先週までとはうって変わって、本来の本領発揮！！　素晴らしい脚本でした！

（というか、ほんと、押井監督ファンの皆様ごめんなさいっ！　でも、先週、先々週の押井監督が脚本と監督された『圏外の女・前後編は、正直『ケータイ７』という作品には、なにか違うというか、不要だったように思えてなりません。テンポも違えば、雰囲気もなにもかも。別作品としてなら、興味深いものではありましたが…）


で、それはおいておきまして・・・


もう一言

ゼロワン～～～！！！！！！！！！

いえね、今週は、アンダーアンカーの１年前の物語。
本編主人公のケイタ君が、『動くケータイ』こと、フォンブレイバーのセブンに出会うよりも前の話。

何故、ゼロワンが逃走したのかに関る、過去の話だったのですが・・・
ああああああああああ・・・・色々と、もう切ない。切なくて、悲しい『狂気』の物語でした。
（マシンだから、機械だから感情はないってのは、ナシでお願いします。あの世界でのフォンブレイバーたちは、間違いなく、感情があるとしか思えませんので、そういう世界という前提で）

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圏外の女（脚本・監督が押井守さんだったのですが…汗）

うーーーーーん・・・・・・

押井ファンに怒られそうなので、以下、広い心の方のみどぞ。

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